CDM研究会について
ご案内

CDM研究会は、セメント系深層混合処理工法〈CDM工法〉により
日本の国土における軟弱地盤を改良し、国土の有効利用を可能にしています。

日本は世界でも有数の軟弱地盤を持つ国です。しかし、国土の狭い日本では、建設立地条件としては適さない軟弱地盤をも克服し、限られた国土の有効利用を図らねばなりません。そのため、我が国の土木技術分野では、軟弱地盤改良が大きな課題となっており、これまでに数多くの工法が開発・実施されてきました。

しかし現在では、工事のスピードアップや構造物の大型化、軟弱地盤層の厚い地域への進出に伴い、地盤の早期安定と高い品質が要求されてきており、さらには環境保全の技術も求められるようになっています。これらの要望に応えるべく1977年に実用化された軟弱地盤改良工法が、スラリー化したセメント系硬化材を軟弱地盤に注入し、軟弱地盤と撹拌混合することで化学的に固化する「セメント系深層混合処理工法〈CDM工法〉」です。CDM研究会は、本工法の普及と技術の向上を目的として、建設・土木関連の49社で構成される企業グループで、現在まで全国各地で工事実績を重ね、成果を挙げています。1999年2月には、市街地などにおける施工中の地盤変状をさらに低減したCDM-LODIC工法(変位低減型深層混合処理工法)の普及と技術の向上のため、CDM-LODIC部会を設置し、2001年4月には、2軸型機械撹拌式深層混合処理工法のコラム21工法協会、4軸同時施行が可能な深層混合処理工法のLand4工法研究会と統合し、CDM研究会にCDM-コラム部会、CDM-Land4部会を新設しました。

また、従来型の2軸機(Ø1000mm×2)の良さを継承しつつ、改良径をØ1200mm~Ø1300mmにまで拡大し、単軸Ø1600mmを加えることにより、工期短縮、コスト低減などの付加価値を有する大径型深層混合処理工法(CDM-Mega工法)を加え、さらに適用範囲の拡大を図っています。

2005年2月には、3軸機(Ø1000mm×3)の開発をし、CDM-レムニ2/3工法と称してさらに適用範囲の拡大を図っております。
2007年2月には、陸上機搭載型台船方式CDM工法(CDM-FLOAT工法)を開発しました。
2007年5月には、水底汚染土対策原位置固化処理工法(CDM-SSC工法)を開発しました。

また、2017年5月には、次世代型大口径深層混合処理工法(CDM-EXCEED工法)を開発しました。

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